瑠璃色レンズ

レンズ越しに見たこと、思ったことを綴ります。

人生初の白髪染め

すっかり夏になりました。セミが最盛期を迎えているようで、人間の耳をつんざくようにミンミンと響いています。

緑が多いところだけでなく、コンクリートジャングルな都心でもセミの声を聞くことがあり、たくましさを感じますね。

 

さてそんな盛夏のなか、暑さ対策のため髪を短く切ることにしました。それとここしばらく髪を染めていなかったので、久々に染めるか~と思い、美容室へ。

髪を染めようと思ったのは、気分を変えたいのと、ちらほら白髪が目立ってきたからでした。私は現在30代前半ですが、母方の祖父と母が白髪体質で、バッチリその遺伝子を受け継いだようです。早くも白髪が存在感をアピールしだしてきました。

一応、遠目からは黒髪に見えるんですが、ピョコンと生えたアホ毛が白髪だった時の哀しさたるや…でもまだ白髪染めじゃなくてもいいよね?でも頭皮は大事にしたいよね!ということで、カット+刺激少なめヘアカラーのメニューを予約しました。

 

美容室の椅子に座ると、美容師さんが髪の状態を確認してくれています。

「今日はカットとカラーですね。」
「はい、お願いします。」
「……白髪、染めたいですか?」


(…えっ!!!???)

唐突に言われた一言。いや、わかってるんですよ私だって。自分でも白髪あるなってわかってるから染めようとしてるわけだし。でも、美容師さんから言われるということは、客観的に見ても白髪あるんだなと改めて認識してちょっとショックを受けたのでした。

ただこの美容師さん、別に私にショックを与えたくてそんなことを言ったわけではありません。(そりゃそうだ)

「あまり明るい色でなくていいなら、こちらの白髪染めのメニューの方が、予約されているのより500円安くて、髪にも優しいですよ。」

と、提案してくださいました。お店からすれば、そのままのメニューの方が儲けが大きいにも関わらず、ありがたいお話です。

まだ白髪染めなんていらない!という無駄なプライドなど捨て去り、私はその提案に乗ることにしました。

 

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結果、見事に白髪は染まり、500円もお得になりました。

人生において変化はつきもの。年齢を重ねたという事実を受け入れ、これからもこのお店で白髪染めのお世話になろうと思います。