瑠璃色レンズ

レンズ越しに見たこと、思ったことを綴ります。

「していきます」という言い回しが気になる

始まりました2022年。遅ればせながら今年初ブログです。どうぞよろしくお願いいたします。

もう1月も終わり。お正月気分もすっかり抜け、街は恵方巻きやらバレンタインやら2月に向けて動き出していますね。
まだまだ寒さが厳しいですが、ここまで来るともう春はすぐそこです。私は桜モチーフのグッズやお菓子、ドリンクなどが好きなので、毎年それらを楽しみに寒さを耐え忍んでいます。

さて今日の本題は、タイトルにあるとおり「していきます」という言い回しが気になるという話です。

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きっかけ

最近、寝る前にYouTubeSpotifyなどでマインドフルネスや瞑想など、眠りにつきやすそうな音声を聴くことがあるのですが、そこでやたらと「していきます」とか「していきましょう」という言い回しが多くて、気になってしまうのです。

例えば「体を楽にしていきましょう」「ゆっくり息をしていきます」「目を閉じていきます」など。

別にそれが日本語としておかしいとか間違っているとは思わないのですが、多用され過ぎている気がして、一度気になるとずっと気になるのです。

「体を楽にしましょう」「ゆっくり息をします」「目を閉じましょう」で良くない?
「していきます」じゃないとダメな決まりでもあるの?…と、雑念が次々と湧いてきて、全くマインドフル状態になれません。

 

思えば前にも似たようなことが

以前、某SNSでエクササイズ動画をアップしている人をフォローしていたことがあるのですが、その人もよく「足を伸ばしていきましょう」「ここで腰を落としていきましょう」などと言っていたのが気になり、フォローを辞めたのでした。

 

なぜ気になるのか?

これは感覚的な話になってしまいますが、なぜこんなにも気になるのか?自分の脳内を整理してみました。

私は「していきます」という言葉に中長期的な「継続」のイメージを持っています。

「これからこの会社で頑張っていきます!」「今後はミスの無いよう注意していきます」という感じで、現時点から少し先を見据えて、その動作を継続するイメージ。

また、一連の何かを始めるタイミングで使われることも違和感はありません。

例えばゲーム実況動画の「今日はこのゲームをやっていきます」とか、物品レビュー系動画の「〇〇を買ってきたので、早速開けていきたいと思います」といった言い回しは、動画の冒頭で1〜2回くらいしか耳にしないですし、この動画は何を見せてくれるのか、導入としてわかりやすいと感じます。

そのため、継続性があまりない(と感じる)、連発される「していきます」を聞いていると、冗長な気がするのです。

 

実際に多用している人達はどういう感覚なのか、興味があります。特に何も感じていないのか、その方が説明しやすいといった意図があるのか。気になる・気にならないの認知に差があるとしたら、それはどこから生まれるのか。

もしかしたら、動画や音声コンテンツの発信側になってみないと分からない感覚もあるのかもしれないですね。

 我ながらどうでもいいことが気になるなぁとは思いますが、もし「していきます」と言わないマインドフルネス動画に出会えたら、それはそれで「お、していきますって言わないぞ」というところに注目してしまって、結局マインドフル状態になれないんじゃないかという気もしています。