なぜブログを始めようと思ったのか
私がネット上で初めて文章を書いたのは、SNSのmixiを始めた時です。
2000年代の後半、大学生の頃でした。
当時、少なくとも自分の周辺ではまだスマホは普及していませんでしたが、大学の図書館などでパソコンを自由に使うことができて、インターネットとの距離がぐっと縮まった時代でした。YouTubeやニコニコ動画との出会いもこの頃。
友人の間でちらほらとmixi利用者が現れ始め、私も波に乗って始めました。
そのとき付き合いがあって親しかった面々だけでなく、進路が別れてしばらく会っていなかった友人との繋がりもできて、とにかく楽しかったのを覚えています。
友人の日記を読んでコメントをし、自分も日記を書いてコメントをもらう。そしてそれに返事をする。まるで、ネット上で懐かしの交換日記をしているような感覚で。
(交換日記って今の時代にも存在するのだろうか…?)
mixiでは知らない人との交流を楽しむことができる機能も備えていましたが、私は日記を含めほとんどの情報を友人限定公開としていたので、完全に内輪で楽しむものという位置付けでした。
社会人になって更新頻度は下がったものの、3年目くらいまではたまに日記を書いていました。けれども徐々に、いわゆる「過疎った」状態となり、自分も友人も、ログインする機会が減ってしまい、中にはアカウントを削除する人も。
同年代の友人は、働き始めて忙しくなったというのもあるし、社会的にもTwitterやLINEなど他のSNSの利用が拡がっていた時期でもあり、mixiの優位性が失われていってしまったなと、いま振り返って思います。
それ以来、ある程度の長さの文章をネット上で書くことからは遠ざかっていました。
しかしある時、Twitter経由で見つけたいくつかのブログが面白くて、そこで紹介されている他のブログを読みに行くとそれもまた面白くて…という感じで、数珠つなぎのようにお気に入りのブログに出会えたのです。
ほとんどの方が匿名ですが、日々の出来事だったり、時にはネットで炎上した問題への意見だったり、それぞれの考えを発信されているのが、楽しそうに見えました。
私も日々いろいろなことを考えてはいますが、その多くが川のように流れていくばかりで何も残らず、頭の中で考えるだけでは取り留めがなくて整理もされないまま。
他の人のブログを読むにつけて、自分もこんなアウトプットの場が欲しいな。そしてそれを読んでくれた誰かの役に立つことが少しでもあったらいいなと思うようになりました。
自分のことを誰も知らない場である方が率直な考えを書きやすいと思ったので、リアルで繋がりのある人には誰にも教えず、このブログを始めることにしました。
はてなブログを選んだのは、一番シンプルで使いやすそうだったから。
とは言え、まだまだ使いこなせていない機能もたくさんあるはずなので、少しづつ挑戦してみたいなと。これから楽しみです!