瑠璃色レンズ

レンズ越しに見たこと、思ったことを綴ります。

2021年を振り返る

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いよいよ今年も今日で終わりですね。
年末だし掃除とか雑誌の整理とかいろいろやろうと思いつつ、寒すぎて何もやる気が出ません。のんびり静かに心と体を休めて、新年に向けて気力体力を蓄えています。

思えば去年の大晦日も、1年の振り返りを書いていました。

ruri-iro-lens.hatenablog.com


去年は仕事での異動が大きなインパクトだったのですが、今年はそこまでの大ごとはありませんでした。
とは言え、職場のチーム編成が次々と変わり、なかなか落ち着けない日々でした。
年末になってやっと、今のチームのやり方にも馴染めてきた感じですね。

当然のことですが、組織は常に変化し、去る人もいれば新しく来る人もいます。業務内容が変わることもあります。
負担に感じることもあるけれど、変化に柔軟に対応できる人間でありたい。
それは今までもこれからも変わらず持ち続けていたい「仕事観」なのかもしれない。

プライベートの方は特に大きな変化はなく、平和な1年でした。
でもそれは、決して当たり前のことではなくて、近くで遠くで暖かく見守ってくれる家族のお陰ですね。時にイライラしてしまうこともありますが、改めて感謝したいと思います。

さて、ここまで振り返ってみて、概ね良い年を過ごせたなと実感しました。
けれども、何か新しいことを始めたとか、目標を持って何かに挑戦したとか、そういったチャレンジングなことは無かったんですよね。年を重ねるにつれ、保守的になっていって、変化を恐れる自分がいます。

それはそれで確かに平和で安定して過ごせるので良いけど、まだ体も動く30代なので、挑戦したいことはしないともったいないのではと思い始めています。
いつまでも先延ばしにしていると、体力が衰えて億劫になったり、永遠に挑戦しないままになったりするかもしれませんものね。来年は、そのあたりも念頭に置いて日々を過ごしたいな。


最後に、今年もこのブログを読んでくださった皆様、ありがとうございました。
ほぼ月1回の更新でしたが、継続することができて良かったです。
来年もマイペースな更新になると思いますが、お付き合いいただけると嬉しいです😊
寒さが続きますが、お体に気をつけて、良いお年をお迎えください。

食欲マシマシの秋

11月も終わりに近付き、今年も残りわずかですね。
毎年言っている気がしますが、本当にあっという間です。

今月は2回も祝日があり、過ごしやすい秋晴れの気候にも誘われ、近場ですが美味しいものを求めて出かけることが普段より多くありました。まさに食欲の秋!ということで、今回は写真多めの個人的食べログです。

 

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ラザニアとバゲットのワンプレート!

メインは手前のラザニアなのですが、奥にあるバゲットにオリーブオイルを付けて食べるのが最高に美味しかった。オリーブオイルの風味ってこんなに豊かだっけ…と静かに感動しました。シンプルイズベスト。

 

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お次は鶏ラーメン!

コクのあるスープにシャキシャキレタスの歯応えが加わる楽しい一品でした。ラーメン屋さんの煮卵が大好物で、デフォルトで乗っていると嬉しくなります。

 

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濃厚チーズタルト!

フォークを入れるのに少し力が要る程、ぎっしりと詰まったチーズクリームの存在感たるや。それでいて、決して重たくはなく、甘さも控えめでさっぱりとした味わい。

ミルクティーと一緒にいただきましたが、ストレートティーやコーヒーとの相性も良さそうで、ぜひとも再訪したいお店となりました。

 

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りんごとキャラメルのソースが優しいスフレパンケーキ!

そこまで期待せずに食べたら意外と美味しかった一品。何枚でも食べられそうな、シフォンケーキのようなふわふわ系パンケーキでした。菅元総理にも食べてみて欲しい。

 

他にも、焼肉やお寿司など「THE ごちそう!」な美味しいものに満たされた11月でした。運動はサボり気味なのにたくさん食べてしまい、体重がじわじわと増加していることが反省点ですね。

「好きなもの食べられて満足~幸せ~♪」でのラインで留めておいて「あぁ食べ過ぎた…後悔…」まで行き過ぎないよう、バランスを見極めて心身ともに健康でいたいものです。

…と、ここまでの下書きを保存した翌日、思いっ切り牛タンを食べてしまい、若干の胃もたれと罪悪感に耐えながらキーボードを打っているのでした。食欲との攻防は続くッ!

ワクチン接種と抗体検査

日本国内において、新型コロナウィルスのワクチンを2回接種した人の割合が70%を越えたそうです。

www.jiji.com

Google検索でも接種率を確認することができます。「ワクチン接種率」と検索すると、グラフで出してくれるんですね。

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Google検索結果よりキャプチャ(2021年10月27日現在)

私もしばらく前に、無事2回の接種(モデルナ)を終えました。

それから約1ヶ月後には、健康診断のオプションで抗体検査も受けたので、その結果を記録として書いてみることにします。

あくまで私個人の記録なので、読んでいただける方は、30代女性の一例として捉えていただければ幸いです。

 

先に結論から述べますと、副反応は2回ともかなり軽い方でした。

腕の痛みと、頭痛(軽い時点で薬を飲んだのでそれ以上は悪化せず)、微熱のみ。「これで本当にちゃんと抗体できてるのか?」と心配はありましたが、抗体検査の結果、しっかり抗体ができていることがわかりました。

2回目を打ち終わるまでに色々と不安もあったのですが、今は少し安心できる気分です。もちろん、絶対に感染しない訳ではないので、マスク・手洗いなどの対策は継続しています。

 

以下、当時のメモを元に少し詳しく。

 

いざ1回目

  • 注射の痛みはそこまででもない。
  • 夏場だったこともあり、接種会場までの行き帰り道中こまめに水分補給。
  • お腹が空いたのでマックを買って帰宅。食欲旺盛。体調は良好。
  • 接種から5時間くらい経って、軽い頭痛を感じたので市販の解熱鎮痛薬を服用。
    しばらくして治まる。
  • 体のほてりを感じるが、熱は37.1℃より上がらず。
  • 翌日、腕が痛み始める。熱は平熱になる。
  • それから2〜3日腕の痛みはあったものの、他の体調不良はなくほぼ回復。

 

そして2回目

  • 前回より腕が痛み始めるのが早い。接種4時間後くらい。
  • 接種6時間後くらいから前回同様に軽い頭痛を感じ、薬を服用。
  • 熱はずっと36℃台。
  • 翌日、気分良く目覚める。
  • 接種から約24〜28時間に発熱のピークを迎える。それでも37.4℃で体調は悪くない。安静にゴロゴロして過ごす。
  • 翌々日、腕の痛み以外は問題なし。数日で腕も回復。


と、このような経過でした。

職場で先に接種した同僚複数名からは「2回目の接種後に38℃台の熱が出た!辛かった!」という話を聞いていたので、本当に人それぞれですね。私は比較的軽い方だったのだと思います。それでいて抗体もちゃんとできていたのだから幸いです。


ところで、ワクチンに関しては過度に不安を煽るような情報も多々ありますね。

実際、私はそれらに当てられてメンタル面でやや調子を落とした時期もありました。

ワクチンを打ったら磁石にくっつくだの5Gに繫がるだのは、取るに足らないデマだと分かるので無視できますが、中には妙にリアリティがあるように感じられる話もあって、
完全に信じることはなくても「もしかしたら…」と、知らず知らずのうちに不安が積み重なっていました。

このままじゃしんどいと思って、しばらくネットニュースのネガティブコメント等を見るのを避けて、国内外の医療従事者が発信するこびナビや、厚生労働省のQAサイトから情報収集するようにしました。

そうしている内に調子を取り戻すことができましたが、不安を掻き立てられる情報って予想以上にダメージ大きいんだなと実感しましたね。

なんか、これって都市伝説の怪談みたいな感覚だなぁと、今振り返ると思います。確からしい証拠はない、憶測や伝聞の話にすぎないけど、あるかもしれないと思わせるあの感じ。頭では理性的に考えているはずなのに、恐れの感情が先走る不快感。

反ワクチン思想を持つ人々も、根本は「未知のものへの恐怖や不安」があるのかもしれないですね。ただ、不安に怯える状況に長くいることが耐えられなくて、不安を正当化してくれる陰謀論的な考え方に結びつきやすいのではないかと想像しています。

不安を解消するために情報収集する行為自体は、反ワクチンの人もそうでない人も同じなのに、それぞれのリテラシーや思想によって、行き先が随分と変わってしまう。

 

未曽有の事態が続く中で、何を信じればいいんだろうと迷うのは自然なことです。

そして、今の自分が下す判断が正しいか正しくないかは、歴史を見ても言えることですが、未来になってみないとわからない部分もある。

それでも、この2年近くで新型コロナウィルスそのものやワクチンに関する研究・臨床データは確実に積み重なっているわけですし、そこから得られたエビデンスに基づいた判断をすれば、少なくとも根拠のないデマに惑わされることは減るのではないかと思います。

何はともあれ、このまま感染状況が収束して、社会情勢が落ち着いてくれるのが一番ですね。病院や保健所などの職員の方々が、心身ともにゆっくり休める状況になって欲しいと願っています。

スピリチュアルとどう付き合うか

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先日、ある用事までの時間をつぶすため、カフェを訪れたときのこと。
レアチーズケーキとアイスカフェオレを味わっていたところ、隣の席から気になるワードが聞こえてきました。

「私、スピリチュアルに結構興味あるんです」

…ほう。詳しく聞かせてもらおうか。と、心の中で呟き、我ながら悪趣味だなと思いつつ、気が付けば隣の男女2人組に聞き耳を立てていました。

◆◇◆◇◆

なぜに私のアンテナに引っかかったのか

それは数年前のこと、当時付き合っていた彼氏との関係が上手く行かなくなったことがきっかけで、スピリチュアルに片足突っ込んでいた時期があったからです。

引き寄せの法則」「潜在意識」などについてネットで調べまくって、本も読んで、彼氏との関係を修復させようともがいていました。

今思えば滑稽な話ですが、当時は本当に必死で。ただ、心の底からスピリチュアルを信じ切っていた訳ではなく、半信半疑でした。こんなん周りに話したらドン引きされるわ…という冷静さだけは失っておらず、その時から今まで誰にも言ったことはありません。

何を信じるか信じないかは人それぞれですが「こういうことを本気で信じてると思われたくない」と思った時点で、私にとってそこまで信念をもってのめり込めるものではなかったのかもしれません。

唯一、物事の見方が変わった(ネガティブな面だけでなくポジティブな面にも目を向けるようになった)ことは、前向きに捉えています。スピリチュアルのお陰というよりは、心理学的な効果かなとは思いますが。この辺のお話はまた別の機会に。

 

そんな訳で、私が表向きにはひた隠しにしてきたスピリチュアリズムを堂々と語る隣の人に興味を引かれたのです。

冒頭の発言をしたのは女性のほうで、男性はそれを特段驚きもせずに聞いていました。

陰陽師、波動、龍が写った(ように見える)写真、新月の願い事、メモリーオイル等々、スピ界隈の本やネット情報でよく見かける言葉のオンパレード。まさか実際に耳にすることがあるとは。

ひとつ初めて聞いた単語があり検索してみると、どうやら自然派食品のお店のようでした。そこを訪れたことで「食の真実に目覚めた」というインスタグラマーもおり、さらに奥深い世界が広がっていました。

スピリチュアルと自然派食品って親和性が高いな…と、私がスマホを眺めている間にも話題の尽きない2人でしたが、そのうち席を立ってカフェを後にしました。

 

2人の会話を反芻しながら、かつて読み漁っていた数多のスピリチュアルブログが思い出されました。

大抵似たようなパターンで、かつて大失恋をしたとか、恋人ができてもいつも上手くいかないといった過去がある。それが引き寄せの法則などに出会ったことで好転し……

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要約するとこんな感じの方々がたくさんいました。

これを読んで「怪しい」と思った方は健全です。

でも、どん底にいると、こういうのも魅力的に見えてしまうんですよね。自分もこんな風に好転できるんじゃないかって。似たような成功体験がネット上にはゴロゴロ転がっていますから。

スピリチュアルにハマる時期って、かつての自分も含め、何かしら辛いことを抱えたときなんだと思います。純粋に好奇心から、という場合もあるでしょうけど、とにかく現状を変えたい思いが強い故に、のめり込んでいく人も多いのではないでしょうか。

何かに頼ることは決して悪くない。ただ、頼り先は見極めないといけないですね。スピリチュアルカウンセラーよりも先に、医療や福祉を頼った方がいい場合もあるかもしれません。

◆◇◆◇◆

目に見えないものを信じる心そのものは、特に日本人なら多かれ少なかれ持っている人は結構いるでしょう。

朝の情報番組で自分の星座が1位だとなんとなく嬉しい。厄年だから気をつけなきゃね、なんて会話が自然にある。ご先祖様のお墓には手を合わせる、等々。

スピリチュアルとは「日常生活に根付いていて、気分を少し前向きにさせてくれるもの」くらいの位置づけにしておくのがちょうど良いのかな、と私は思います。

度が過ぎてしまうと、効果のハッキリしないものに依存し、お金をつぎ込み続けることになってしまう。幸せになりたかったはずなのに、不幸のループから抜け出せない。

そして、それが不幸だと気付かず(もしくは見て見ぬふりをし)幸せだと思い込もうとするのが一番怖い。スピリチュアルに限らず、宗教とかマルチ商法にも同じことが言えるでしょうけどね。

 

カフェで遭遇した2人の背景はわかりませんが、全くの他人ごとながら、ハマりすぎてないといいな…などと思い、すっかり氷が溶けて薄味になったアイスカフェオレを飲み干したのでした。

実はまだガラケーユーザーなんです

時は2021年。21世紀に入ってもう20年も経ちました。

なのに私はまだ使っているんです。ガラケーを。今日はそんなお話を。

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ガラケーを使う理由

スマホを持っていないわけではありません。ガラケーと、データ通信専用のスマホの2台持ちをしているのです。かれこれ8年くらい。

それを知った人からは「邪魔じゃない?」「なんでわざわざ?」と言われ続け、同じようにしている人には出会ったことがないので、一般的でないことは重々承知していますが、下記のような理由で2台持ちを続けてきました。

  • スマホはデータ専用端末として出先でも電池を気にせず使いたい。
    (いざ電話が必要になったらガラケーがあるので安心)
  • メールやブラウザなどを見ながら電話をかけるシーンで便利。
  • 瓦礫に埋もれて手だけしか動かせない状況になってもガラケーなら操作して助けを呼べる。


しかしながら、改めて考えてみるとそこまでのメリットでもないし、反論がアッサリ思い浮かびます。

  • スマホはデータ専用端末として出先でも電池を気にせず使いたい。
    ⇒最近のスマホは電池長持ち。それでも心配ならモバイルバッテリーを使えばいい。
  • メールやブラウザなどを見ながら電話をかけるシーンで便利。
    ⇒この8年で数える程しかそんなシーンなかった。お店の予約とか。
  • 瓦礫に埋もれて手だけしか動かせない状況になってもガラケーなら操作して助けを呼べる。
    ⇒この8年でそんなシーン全くなかった。何ならスマホの方が声で操作できる。


うーんやっぱり、これといって大きなメリットはないですね!むしろ2台分の料金を払っているデメリットの方が大きいか。一応、スマホは格安キャリアのデータ通信専用契約なので安く、1200円程度ではありますが。

まあ、2台持ちにそこまで強いこだわりを持っているわけでもないので、今年中にはスマホに一本化しよう。

狭まる包囲網

そもそも、ガラケー(3G回線)はもうサービス終了が確定しているので否応なしに使えなくなる時が来ます。故郷の両親も長らくガラケーでしたが、それ知ってスマホにしたようです。会社で支給される携帯電話も、少し前から一律スマホになりました。

今の10代くらいの子にはもう見たこともない程の過去の産物と化しているかもしれません。契約しているドコモからは、スマホにしませんか?便利ですよ!というダイレクトメールがちょいちょい郵送で届きます。ガラケー包囲網は狭まる一方。

ドコモは2026年3月で3G回線が終了とのことですが、auなんてもう来年の2022年3月に迫っています。これも時代の流れですね。このブログを読んでくださっている方々の中にはガラケーユーザーはほぼいないと思いますが、見つけた記事を貼ります。 

www.asahi.com

 

少し寂しさも感じますが、ガラケーの思い出(着メロ、センター問い合わせ、チェーンメール etc…)を胸に刻み、新たな時代を生きていくとしましょう。

人生初の白髪染め

すっかり夏になりました。セミが最盛期を迎えているようで、人間の耳をつんざくようにミンミンと響いています。

緑が多いところだけでなく、コンクリートジャングルな都心でもセミの声を聞くことがあり、たくましさを感じますね。

 

さてそんな盛夏のなか、暑さ対策のため髪を短く切ることにしました。それとここしばらく髪を染めていなかったので、久々に染めるか~と思い、美容室へ。

髪を染めようと思ったのは、気分を変えたいのと、ちらほら白髪が目立ってきたからでした。私は現在30代前半ですが、母方の祖父と母が白髪体質で、バッチリその遺伝子を受け継いだようです。早くも白髪が存在感をアピールしだしてきました。

一応、遠目からは黒髪に見えるんですが、ピョコンと生えたアホ毛が白髪だった時の哀しさたるや…でもまだ白髪染めじゃなくてもいいよね?でも頭皮は大事にしたいよね!ということで、カット+刺激少なめヘアカラーのメニューを予約しました。

 

美容室の椅子に座ると、美容師さんが髪の状態を確認してくれています。

「今日はカットとカラーですね。」
「はい、お願いします。」
「……白髪、染めたいですか?」


(…えっ!!!???)

唐突に言われた一言。いや、わかってるんですよ私だって。自分でも白髪あるなってわかってるから染めようとしてるわけだし。でも、美容師さんから言われるということは、客観的に見ても白髪あるんだなと改めて認識してちょっとショックを受けたのでした。

ただこの美容師さん、別に私にショックを与えたくてそんなことを言ったわけではありません。(そりゃそうだ)

「あまり明るい色でなくていいなら、こちらの白髪染めのメニューの方が、予約されているのより500円安くて、髪にも優しいですよ。」

と、提案してくださいました。お店からすれば、そのままのメニューの方が儲けが大きいにも関わらず、ありがたいお話です。

まだ白髪染めなんていらない!という無駄なプライドなど捨て去り、私はその提案に乗ることにしました。

 

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結果、見事に白髪は染まり、500円もお得になりました。

人生において変化はつきもの。年齢を重ねたという事実を受け入れ、これからもこのお店で白髪染めのお世話になろうと思います。

書写をやってみた話

最近、こんなツイートが話題になっていました。

 

うーん。わかる。文具の沼は深い。

私はインクや万年筆に昔から興味がありましたが、ハマったらキリがないから危ないと、長らくネット上やお店で眺めているだけでした。

しかし、先日ご紹介した有隣堂YouTubeチャンネルや、TwitterInstagramの文具アカウント等を見ているとつい「ちょっとだけなら…」となり、現在3つのインクボトルと4本の万年筆を所持するに至っています。あ、ガラスペンも1本ありました。

まだ沼の浅いところだとは思いますが、これから更にズブズブになるかもしれないですね…え?もうハマってる…? 

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透明軸に透けるインク色の美しさよ…!

さて、道具が揃ってくると、ちゃんと使いたいという意欲も湧いてきて、先日書写に挑戦してみました。

Twitterハッシュタグで #朝活書写 や #飯テロ書写 といったお題がたくさんありまして、しかも短文なので気負わず始められます。沼への道は初心者にも優しく舗装されているのです。

  

しかし思い返せば、子どもの頃は字を書くことは特に好きではありませんでした。

国語は得意な方でしたが、漢字ドリルで何回も同じ字を書くのは苦行だと思っていたし、作文もどちらかというと面倒くさくて嫌い。

 じゃあ何故今になって書写をしたいと思ったのだろうか。

「お気に入りの道具を使いたい」のはもちろんのこと、考えてみたら、大人ならではの自由度の高さゆえなのかもしれません。

子どもの頃、学校での勉強としての書写や作文は「課されたもの」であり、大人に決められたお題で、評価されるように仕上げないといけない不自由さを窮屈に感じていたように思います。それで、書写や作文自体が好きではないと思い込んでいたけど、そこから自由になった今は純粋に、書くことを楽しめている気がします。

 「はー、このインクの色いいなぁ♡」とか「このペン超かっこいい…!」とか思いながらニヤニヤして書いているので、傍から見ると気持ち悪いかもしれないですが、ストレス解消、メンタルヘルスにも良さそう(笑)


字を書くことが好きな方もそうでない方も、お手持ちのペンで書写を始めてみませんか?意外な発見があるかもしれません。

ついでに深~い沼の入り口に出会ってしまう…かも⁉